カウブランドシャンプーは脂漏性皮膚炎にNG?口コミ・成分解析!
カウブランドシャンプーは、天然由来のコンディショニング成分が売りのシャンプーです。ノンシリコーンで、アミノ酸系成分配合なので頭皮に良さそうな印象の強いこのシャンプー、脂漏性皮膚炎には効果があるのでしょうか?評価や成分、よくある質問から徹底解析します。
カウブランドシャンプーの口コミ・評判をチェック!
まずはカウブランドシャンプーの口コミや評判を見ていきましょう。
40代女性
頭皮の乾燥によるかゆみに悩んでいる、軽い脂漏性皮膚炎持ちです。無添加なので刺激も無く、泡立ちが良いので気に入って使っています。今のところ症状が酷くなってはいませんが、頭皮のかゆみはやや減ったといった感じです。悪い感じはしないので、もうしばらく使ってみます。
30代男性
最初は泡立ちが良くてちゃんと頭皮を洗えている感じがしていたので使い続けていました。しかし徐々に頭皮の臭いと抜け毛が気になりだし、湿疹まで出てきました。別のシャンプーに切り替えたら治まったので、単純にカウブランド自体が合わないようでした。もう使わないと思います。
30代女性
皮脂が多く、夕方には頭皮が油っぽくなり、かゆみもあります。皮膚科に行ったら脂漏性皮膚炎と言われケトコナゾールを塗っていましたが再発するし、根本的な解決にはなりませんでした。しかしこのシャンプーを併用して2週間ほど試したところかさぶたが取れて驚きました。皮脂汚れがすっきり落とせたのが良かったみたいです。泡立ちは柔らかく、香りは無いです。サロンで売っている高いシャンプーや石鹸シャンプーも試しましたが、これが一番私には合っていそうです。
20代男性
いつも頭皮が乾燥しやすくかゆみが出ます。特に乾燥シーズンは酷く、湿疹もたまに出ます。しかしこちらを使い始めてからかゆみが減りました。湿疹もきれいに治まったらリピートを考えますが、まだ治まるところまではいっていません。
30代男性
リニューアル前は何年もリピートしていました。リニューアルされる前は地肌や髪に合っていましたが、リニューアル後は全く合わなくなりました。以前と同じくちゃんと洗っても翌日のお昼には頭皮がベタベタになってかゆくなります。2度洗いやすすぎに時間をかけるなど色々な方法を試しましたが、洗髪をしていないみたいになってしまいます。湿疹も出てきてしまったのでリピートはもうしません。
30代女性
皮脂が多いタイプの軽い脂漏性皮膚炎です。とても優しい印象のパッケージで無香料、使い心地は気に入っていましたが、全然皮脂が落ちません。洗いにもすすぎにも時間をかけていたのですが、どうしてもダメでした。残念です。
余分な成分が入っていないので、低刺激で頭皮や髪に優しいという意見もあれば、無香料なので頭皮の臭いが気になりだしたという意見もありました。無添加だからといって頭皮に無害ということは一概に言えないようで、抜け毛やかゆみが出たと訴える人もいました。
脂漏性皮膚炎改善を目的として開発されたシャンプーではないですが、無添加、無香料、弱酸性なので体質によっては症状が改善するかもしれません。しかしやはり結果には個人差があるので、口コミだけで判断するのは難しいと言えます。
カウブランドシャンプー成分解析!脂漏性皮膚炎の頭皮に良い?
ここでは、カウブランドシャンプーの成分を詳細に解析し、脂漏性皮膚炎に良いかどうかを見ていきます。
カウブランドシャンプーの全成分
水、DPG、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸Na、スルホコハク酸ラウレス2Na、テトラステアリン酸PEG-150ペンタエリスリチル、グリセリン、ココイルグルタミン酸Na、PCA-Na、コハク酸ジエトキシエチル、ポリクオタニウム-10、クエン酸
参照:牛乳石鹸共進社株式会社
DPG(ジプロピレングリコール)
安い化粧品によく使われていますね。保湿効果・殺菌効果などがあります。食べ物由来ですので刺激は強くないですが、低刺激でおすすめというほどでもありません。
コカミドプロピルベタイン
刺激が低いのは嬉しいですがアミノ酸系の界面活性剤ほどではないので、ほどほどに刺激が低いといった感じです。
ココイルグルタミン酸Na
低刺激で適度な洗浄力をもつ、アミノ酸系、ココヤシ由来のアミノ酸系界面活性剤です。洗浄力と泡立ちは控えめですが、皮脂をとりすぎないので十分でしょう。頭皮だけでなく髪のダメージ修復にも役立ってくれる成分です。
スルホコハク酸ラウレス2Na
高級アルコールを原材料としている界面活性剤なので脂漏性皮膚炎にはおすすめはできません。洗浄力が強く泡立ちも良い反面、刺激性は中程度です。洗い上がりがさっぱりするので、皮脂が多い人や汗をよくかく人、ワックスなどよく使う方には良いですが刺激は強いです。
カウブランドシャンプーはアミノ酸系無添加シャンプーではありますが、一番メインの界面活性剤はアミノ酸系成分ではありません。水の次に配合量の多いDPGも、巷では刺激が強いとも言われています。しかし筆者が調べてみたところ、コカミドプロピルベタインはアミノ酸系ではないですが低刺激で安全性が高い成分ですし、DGPも噂ほど悪い成分ではないようです。
他の成分も有毒性が低く、防腐剤、香料、着色料なども使用されていません。ただ、脂漏性皮膚炎の人のために作られたシャンプーではないので、炎症を鎮静したり発疹を抑えたりする成分は見当たりませんでした。肌に優しい成分で構成されたシンプルなシャンプーなので脂漏性皮膚炎の方でも使用可能ではありますが、症状を良くするというよりも頭皮に刺激を与えないで髪を洗いたい人に向いているシャンプーと言えるでしょう。
カウブランドシャンプーまとめ
カウブランドシャンプーは余分な添加物を配合していないシンプルなシャンプーです。敏感肌や子どもにも使用できる上に、コストパフォーマンスも良いので人気も高いです。ただ、無香料なので使っているうちに頭皮の臭いが気になるようになったという口コミもちらほらとありました。
成分も全体的に肌に優しく、毒性が低いものが配合されています。天然由来成分配合なので、強力な洗浄力を求める方には物足りないシャンプーかもしれません。しかしいくら肌に優しくても脂漏性皮膚炎の改善を目的として開発されたシャンプーではありません。また、使用感にも個人差があります。中には皮脂の過剰分泌を訴えるコメントもありましたので、脂漏性皮膚炎の方には様子を見ながら使用することをおすすめします。
カウブランドシャンプーの気になるFAQ
成分の配合によって防腐剤無しでも品質を保てるよう、腐らないようにできています。ただ、詰め替え用を入れ替える際は汚いない状態だと雑菌が繁殖しやすいのでボトルをしっかり洗い、乾かしたうえで使用する事だけ注意したほうが良さそうです。
生後2カ月以降くらいからの赤ちゃんに使用することが可能です。基本、無添加で安全な成分しか入っていないので問題なく使用できます。ただ、乳児脂漏性湿疹の場合は水にもこだわっているハーブガーデンシャンプーがおすすめです。
原材料の臭いがそのまましますので、ちょっと苦手な方もいるかもしれませんね。
カウブランドシャンプーは、皮膚アレルギーテストに合格しています。しかし全ての方にアレルギー反応が起こらないというわけではありません。今まで石鹸などでアレルギーが出てしまった方はパッチテストしてから使用される方が良さそうです。
カウブランドシャンプーは肌に優しい成分で構成されている、無添加シャンプーです。敏感肌の方のフケには効くかもしれませんが、脂漏性皮膚炎のフケには効かない可能性が高いです。やはり、脂漏性皮膚炎には専用のシャンプー「カダソン」がおすすめですね。
カウブランド以外で人気シャンプーは脂漏性皮膚炎にどうなの?詳しくは各ページへ
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