スカルプDのシャンプーは脂漏性皮膚炎に効く?口コミ・成分を検証!
アンファーから出ているスカルプDシリーズのシャンプーは、頭皮環境に注目して作られたシャンプーです。しかしはたして脂漏性皮膚炎には効果があるのでしょうか?スカルプDシャンプーシリーズの効果を評価や口コミ、成分解析、よくある質問から詳しく見ていきましょう。
スカルプDシャンプーの口コミ・評判をチェック!
まずはスカルプDシャンプーの口コミや評価を見ていきましょう。
20代男性
昼ごろには頭皮がベトベトになってしまうので悩んでいました。フケも抜け毛も多く、たまに湿疹まで出てしまうのでこちらを購入しました。使い始めは皮脂がしっかり落ちて満足していましたが、続けて洗ううちに以前よりも皮脂の分泌が多くなった気がしています。フケや抜け毛は少し減りました。ただ、値段が高いので続けるのは苦しいです。
30代男性
脂漏性皮膚炎によるフケやかゆみに数年間悩まされていました。皮脂が多いのでオイリーを使用していますが、フケもかゆみもかなり減りました!湿疹によりできたかさぶたも取れてきて嬉しいです。遺伝的に頭髪が薄くなる家系なので、抜け毛が少し減ったのもありがたいです。値段が高いのが気になりますが、暫く続けようと思います。
30代男性
夏場は皮脂をちゃんと落としてくれるので良かったのですが、乾燥する冬場にこのシャンプーは向かないようですね。かゆみがひどくてついついかいてしまうし、フケの量も増えてどうしようもなかったです。ついに湿疹が出てしまったのでもう敏感肌用の物に切り替えました。
40代男性
シャンプーだけで洗うと髪がきしみます。コンディショナーは必須でしょう。医者から脂漏性皮膚炎の診断をもらってからは、シャンプーには気を使っていますが、頭皮環境はやや改善した程度です。元々皮脂が多い方なのですが、洗い上がりは皮脂がしっかりすぎるほど落ちます。洗いすぎも良くないと医者が言っていたので、使い続けるのはやや不安が残ります。
男性の頭皮環境に注目されて開発されたスカルプDシャンプーですが、洗浄力が強すぎるというコメントを多数拝見しました。特にストロングオイリーとオイリーの洗浄力は強力なので、人によっては強い刺激を受けて頭皮環境を悪化させてしまう可能性もあるでしょう。強い脱脂力が原因で乾燥肌になってしまうと、過剰な皮脂分泌を引き起こして脂漏性皮膚炎の悪化を引き起こす可能性も充分に考えられます。現にスカルプDシャンプーを使用してから湿疹が出たというコメントもちらほらと見かけました。
また、強すぎる洗浄力は大切な皮膚の常在菌も殺してしまいます。常在菌はフケや余分な皮脂を抑制するはたらきを持っているので、いなくなってしまうと頭皮環境は悪化します。しかし常在菌の異常増殖もまた、頭皮トラブルを招きます。皮脂も菌も適度に落として適度に残すのが一番良い頭皮環境を作り出すのです。
公式にはスカルプDシャンプーには頭皮に刺激があるものは使用していないと書かれていますが、特にストロングオイリーやオイリーでは強い洗浄力を実感している人が多いようです。脂漏性皮膚炎の頭皮に使用するには少しリスクの高いシャンプーかもしれません。
スカルプDシャンプーの成分解析!脂漏性皮膚炎におすすめ?
ここでは、スカルプDシャンプーの成分を解析して、脂漏性皮膚炎への効果を解析していきます。
スカルプD薬用スカルプシャンプー|ストロングオイリーの成分・特徴
スカルプDシリーズを通して、石油系界面活性剤やパラベン、フェノキシエタノール、合成着色料等の一般的な市販のシャンプーで使用されがちの刺激成分は配合されていません。
主な有効成分は3つ配合されています。
その1つであるピロクトンオラミンは抗菌剤としてはたらき、酵母、カビ、細菌の繁殖を抑えてフケ発生を抑制する成分です。2つ目の有効成分としてはグリチルリチン酸2kが、配合されています。ニキビのお薬によく入っている抗炎症成分です。脂漏性皮膚炎には良い可能性が高いですね。
3つ目の有効成分は、サリチル酸です。サリチル酸は、高い殺菌力や抗炎症作用がありますがちょっと刺激は強いので微妙かもしれません。スカルプDストロングオイリーは、皮脂が過剰分泌気味の方にはおすすめできるシャンプーですが、慢性的な脂漏性皮膚炎には洗浄力が強すぎる可能性が高いシャンプーです。
スカルプD薬用スカルプシャンプー|オイリーの成分・特徴
3つの有効成分はスカルプDシャンプーストロングオイリーと同じです。洗浄成分もほとんどストロングオイリーと同じものが配合されています。ストロングオイリーよりも低洗浄力なので、刺激性はやや低いと言えます。ストロングオイリーと同じく、脂漏性皮膚炎を抱えた人には刺激を与えてしまう可能性があるシャンプーと言えますが、体質と症状によっては使用が可能でしょう。
スカルプDネクスト|オーガニック5シャンプー脂性肌用の成分・特徴
自然由来の植物成分9割以上で構成されているシャンプーです。洗浄成分には、ムクロジの実を乾燥させたものからつくられるソープナッツが配合されています。ソープナッツには、毛穴洗浄効果や肌荒れ防止効果があると言われています。
また、キューティクルを補修し、整えてくれるのがサトウカエデ樹液です。サトウカエデ樹液には保湿効果、潤滑効果もあるので、髪をサラサラに保ちながら、頭皮と髪を保湿してくれます。ただしオレフィンスルホン酸Naを配合していますので、酷い乾燥肌の方は注意が必要です。添加物も多少配合されていますが、スカルプDシリーズの中では脂漏性皮膚炎に一番優しいシャンプーではないでしょうか。ただし、症状改善が目的となると難しいと言えるでしょう。
スカルプDネクスト|プロテイン5シャンプー脂性肌用の成分・特徴
ピロクトンオラミン、グリチルリチン酸2kが配合されていますが、配合量が少ないです。刺激が少なくなった分洗浄力が落ちるので、皮脂やフケの問題を抱えている方には物足りないシャンプーかもしれません。
また、抗炎症作用もオイリーとストロングオイリーに劣ります。添加物はオーガニック5と同程度配合されています。強い刺激性を持つ界面活性剤などが配合されていない分、脂漏性皮膚炎の方でも使用可能ですが、症状の改善目的で使用するのはおすすめできないシャンプーです。
全体を通して、安価な市販のシャンプーに使われるような成分はあまり見当たりませんでした。ただし使い方・相性次第で脂漏性皮膚炎の症状悪化を招く結果となりそうです。なぜなら、皮脂が多いから皮脂をただ除去すればいい、菌の異常繁殖を防ぐために菌をとにかく殺せばいいという簡単な話ではないからです。
適度に菌を殺し、適度に脱脂して、乾燥を防ぎ、皮脂の過剰分泌を抑えなければ、脂漏性皮膚炎の改善は難しいです。スカルプDシリーズは、成分的に見れば悪くないレベルに達していると言えるでしょう。天然成分にこだわりたい方はオーガニックを、それよりも皮脂やフケに悩む方にはストロングオイリーもしくはオイリーを体質に合わせて選ぶのも良いかもしれません。しかし、スカルプDシリーズは脂漏性皮膚炎改善のために開発されたわけではありません。使用中に症状が酷くなってしまった場合や、炎症などの症状がある場合はなるべく使用を控えましょう。
スカルプDシャンプーの気になるFAQ
スカルプDシリーズは、頭皮の性質別に配合成分が違います。お昼には頭皮がべた付いてしまう皮脂の分泌が多い場合はストロングオイリー、夕方くらいになると髪がベタっとして着てしまう方にはオイリー、頭皮の乾燥やフケが気になる方にはドライが良いでしょう。
スカルプDは圧倒的に他のスカルプ系と比べて種類が細かく分かれているので自分に合ったシャンプーを選びやすいですね。どれが合うのか見つけるのは大変かもしれませんが、合えば使いやすいシャンプーではないでしょうか。
女性の場合、女性専用の「スカルプDボーテ」や「スカルプDボーテリッチモイスト」がおすすめですね。男性向けのシャンプーは高脱脂で刺激が強めなのが多いので、女性専用バージョンを使用される方が良いでしょう。男女兼用で脂漏性皮膚炎対策のシャンプーが欲しい方はこちらを参考にしてください。
スカルプDシリーズには石油系界面活性剤は配合されていません。比較的頭皮にやさしい洗浄成分で出来ています。ちなみに「パラベン・フェノキシエタノール・シリコン・合成着色料・合成香料」は入っていません。
スカルプDは薬局やドラッグストアでは売ってなくて、ロフト・東急ハンズ・プラザ・ヨドバシカメラなどで購入できます。⇒スカルプD店舗一覧へ
スカルプD以外で人気シャンプーは脂漏性皮膚炎にどうなの?詳しくは各ページへ
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